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女性の中には、沈黙といえば、「沈黙って何もしないだけだし、そんなことでは復縁なんかできっこない! 電話するなりメールするなり、何とかしなきゃ相手の心は動かせない」と思っている人が多いものです。 ですが、「果報は寝て待て」という諺があるぐらい、男女の関係では、「忘れて待つ」というのも大事なことです。
★ 「男は忘れた頃連絡してくる」 彼を思い続けながら苦しんで待つのと、彼のことをすっかり忘れて待つのでは、どちらのほうに分があるかというと、忘れて待ったほうが100倍も分があります。
別れたかれと復縁したいと思っている女性が「沈黙」を決めたとき、心の中で「連絡しなくても大丈夫かしら?」と、疑心暗鬼のまま実行したとします。 すると、どうなるでしょう。 彼女は、何か行動しなければ相手が動いてくれないと思っているので、たとえ3日の沈黙期間にも耐えられないでしょう。 そして結局メールをしてしまい、彼からの返事がなくて、さらに落ち込む結果になります。 ここで考えたいのは、なぜ彼女は「何か行動しなければ相手が動いてくれない」と思ったかということです。 たしかに、普段私たちが生活する中で行動しなければ物事が動かないことはあります。 たとえば、「勉強した」→「資格を取れて仕事をした」→「給料がもらえる」といったことや、「告白した」→「交際できた」など、ほかにもいろいろあるでしょう。 このように、動いた結果、よい方向に物事が進んだということは、たしかに多いのは事実でしょう。これは自分が何かをしたから手に入れた、という自信をもたらします。 この自信により、人は頑張って努力できるのではないかと思うものです。 磁力をして報われないのでは、人はやがて努力をやめてしまうでしょう。努力をやめるならまだしも、素晴らしいと思えなくなったり、努力することをバカにしたり、格好悪いと思うようになるかもしれません。
たとえば、 「悪口を言われても黙っていた」→「周囲が味方をしてくれた」 「周囲の噂話に参加せずにいた」→「口が堅いと思われ、よく相談されるようになった」 「彼から連絡がなかったが、しばらく放っておいた」→「何事もなかったかのように、後日彼から連絡があった」 自分は何も行動しなかったのに、よい結果を手にしていることがいくらでもあるはずです。 ★ 自分から動くことで成功する状況もあれば、動けば動くほど泥沼にはまっていくような状況もあるのです。 そう考えたら、「行動を起こしたほうがよい結果になるはず。何もしないで後悔するよりマシ!」などと安易に考えずにすみます。 「自分が苦しい」という理由で、考えなしに行動してしまい、より深く傷つくという例はいくらでもあります。 そうしたときは、「あぁ、何もしなければよかった。そうすればこれ以上悪い結果にならなかったのに」と後悔したり、「私はここまで頑張ったのに、なぜ彼はわかってくれないの?」と、大好きなはずの彼のことを逆恨みしてしまうかもしれません。
★ 不安や焦り、後悔、嫉妬など、マイナスの感情を持ってしまうと、何をやってもうまくいきません。 あなたが彼と復縁しようと行動すれば行動するほど、ますますあいての気持ちは冷めていくでしょう。それは、自分の希望だけを相手に押し付けているエゴにすぎないからです。エゴの押し付けほど、相手を嫌いになることはないでしょう。 すべてあいてあっての恋愛なのです。一人で叶えられる望みではないということを、もう一度よく考えなくてはなりません。この広い世の中、自分の思い通りに相手が考えてくれるわけでも、変わってくれるわけでもないのです。 もし、今の状況を変えたいといしうのなら、あなた自身が変わることです。
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