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用件を理解するのに時間がかかります。ちょっとした用件のために、メールを5回も6回も往復して、やっと理解するような回りくどさは時間の無駄です。 電話では相手の意思を理解するのに、2〜3分もあれば十分ですが、メールではそうはいきません。場合によっては返信するタイミングがずれて数日かかることもあります。
メールによるタイムラグは計り知れない時間の無駄という不満を呼び起こし、イライラを募らせます。相手からなかなかメールがこないという現象は、その回りくどさが、「もう面倒だ」につながっているからではないでしょうか。 たとえば、デートでディズニーランドに行きたいことを伝える場合、ズバリ「あなたとディズニーランドに行きたい」と言えばいいものを「友達がディズニーランドに彼氏と行ったんだって、いいなあ」とか「今度ディズニーランドでこんなイベントがあるんだって」と切り出します。 それに対して男性の答えは、「あっそう」で終わりです。 女性たちのように、そのメールから話が広がって、最終的にディズニーランドに行こうという話にはならないのです。
★ 会話を察する能力に乏しい男性に、「何であなたは女心がわからないの」とか「気持ちを察してよ」とか「鈍感」とか言っても、それが男性のコミュニケーション能力だからしかたないのです。 現実性のない希望とかロマンでは、男は動かないのです。 そういったトラブルが、男と女ではあっちこっちで起きていますので、男性には察することを期待しないことです。 端的に用件を伝えて、それでNOなら自分の希望を本日は取りやめればいいのです。そのNOは永遠のNOではありません。本日のNOなのです。また、機会を新たにして臨めばいいのです。NOが怖くて回りくどい言い方をするほうが、心象は悪くなります。 このディズニーランドの例には、もうひとつ、大事なポイントがあります。
これは現代の男性が女性に感じている不満でもあります。ディズニーランドに彼と行きたいという希望に対して、回りくどいメールは、相手に任せた誘い水です。責任がありません。どこか空いて任せの感があります。 「友達が彼氏と行った、いいなあ!」とかは他人事で、「オレは忙しく時間がない。第一、今月は金欠だから行けない」と彼は思っているかもしれません。だから彼は他人事のように「あっそう」と答えているのかもしれません。 男は恋愛のロマンにお金をかけないことがあります。一時期の頭に血が上った恋愛初期の男性なら、女性のロマンのため時間とお金を費やすでしょうが、第二ステージに入った男性は、女性のロマンに時間とお金を費やすのを控えるものです。 これからの男性にはデートでもロマンに頼らず、自己責任という自立が大切です。 ★ ですから、自立心のあるあなたが彼とディズニーに行きたかったら、次のように誘うといいでしょう。 「今度ディズニーでこういったイベントがあるんだって。よかったら一緒に行かない?」 自分が行きたいから相手を誘う。依存ではなく自己責任と自立した誘い方のほうが、男性には功を奏するはずです。 たとえば、相手がそれに対してNOでも、あなたのほうが「あっそう」と片付けられるでしょう。自立心のあるあなたなら、相手の都合や状況が悪いんだなと察して、切り替えることができるからです。
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